―――夏が終わる。 朝晩共にヒンヤリとした空気を纏って、クシャミなんかして… 夏の終わりを口惜しく思い、秋の訪れを憎らしく思うけれど… 自然の流れには勝てずに、夏は終わっていく。 また君と逢えない孤独な日々が続いて、 この夏の日を懐かしく思う日が来る。 鬱陶しいと撥ね付けられた日も、初めて抱きしめ合った日も… 全ては思い出となる。 また来年も、再来年も、君と一緒に居ることを願う。 *END*