「いきなりこんな調子で すまなかったな。 俺は新撰組局長の近藤勇だ」 近藤勇……。 やっぱりここは新撰組か…。 「さっそく本題に入るが… この包みは お前さんが盗ったものか?」 「ッ!」 「中には小銭が何枚か入っていた。 もう一度聞こう。 お前さんが盗ったものか?」 「…………」 どうすればいい。 どうすればいい!! 「何か理由があるなら今のうちに 聞くが?」 「………っ」 だらだらと脂汗が流れるのがわかった。