白雪姫と王子様!?

広間に入ると、ノーラ夫妻が迎えてくれた。

「ようこそ、エーミールさま」

「お目にかかれて光栄です」

ドレスの両端をつまんで可愛らしく頭を下げる。

「エリオットには会ったかい?」

エリオットと言うのは、ノーラ夫妻の長男で、昔エーミールともよく遊んでいた。

「それが…探してみたのですが、なかなか…」

それで様子かおかしかったのか、とアイシャは気付くことが出来た。

「まぁ、お疲れだろう、早く休みなさい」

「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて」