『てゆーか、警戒とか……本当にネコみたいですね。』
…………
いいじゃん!!
ネコかわいいじゃん!!
ガラッ!!
『和久井ーーーー!!!!』
ヤバッ!
生徒指導の鬼丸だ!!!
私はとっさにベッドの裏に隠れた。
『おっと…水野先生、2年の和久井真琴を見ませんでしたか?茶髪に猫耳フードと言う校則破りまくりの生徒なんですが…。』
チラッ
ギクゥゥッ!!
今こっち見た!!!!
終わった……
う~、このパーカー気に入ってたのにーーーー!!!!
『さぁ?見てませんね。』
…え?
『そうですか。分かりました。見かけたら捕まえておいて下さい。』
なんで?
『はい。分かりました。』
『では、失礼しました。』

