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『知ってますよ。あなた保健室常連の和久井真琴さんでしょう?』
ビクッ!!
『フーー!!!(人見知り発動中)』
私の昼寝場所がぁ…。
『…噂どうりネコみたいな生徒なんですね。パーカーまで猫耳とわ。』
『フーー!!!』
自分でも分かる程肩震えてるし…。
『…心配しなくてもなにもしませんよ。』
ホッ。
私は心の中で胸を撫で下ろした。
ドキドキ
ソワソワ
オロオロ
『……どうしたんですか…?』
『…すみません、人見知りなので…警戒すると言うか。』
先生はフッ、と鼻で笑った。
先生はイケメンの部類に入るからそんな姿もかっこよく見えてしまう。
『クスクス…そんなの見てれば分かります。』
無愛想なこの先生でも笑うと優しいんだなぁ。

