「でも、いつの間に?」 今日の出来事を思い出そう。 鬼丸に追いかけられて木を使って下りた…… それだ!!!! 木で引っ掛けたんだ! 「痛いでしょう?」 先生が追いかけてくれた? 「全然痛くないから!!!」 先生が追いかけて来てくれただけで十分だ! 「いや、絶対痛いでしょう?手のひらなんて特に神経が……。」 「いやいや、大丈夫っていうのは心の問題で!!」 「はぁ、そうですか。とりあえず消毒を……」 「おぉ、水野先生、和久井を捕まえてくれたんですか!」