「――御入学おめでとうございます。」

校長のゆったりとした口調が
眠気を誘う。


……ねむっ!

―――10分後。

「三年生から退場して下さい」
やっと終わったー。


二年の私達はかなりだらけている。

でも、何故か頭だけは良いらしい……。


教室に着くと同時に、愛梨が駆け寄ってくる。


「眠かったよねぇ...」

「校長の話し方は、眠くなる」

とろんとしている大きな瞳がとてもかわいい。
女子の私から見ても相当可愛いから、

やっぱり..