オレと子どもの12日間



どれくらい歩いただろうか。目隠しされていると、とてつもなく長く感じる。お風呂場に着いたようだ。立川さんは立ち止まった。

がららららら…。

お風呂場のドアを開ける音がして、俺は中に連れ込まれた。

「はい、さっさと脱ぐ!!」

強引に服を引っ張って脱がしていく。おいおい、これ、立川さんのあの、繊細な服だぞ?そして、この体は立川さんの繊細な体だぞ?扱いが雑。

「いててててて…もっと優しくできないのかよ。仮にも、保育士になりたいんだろ?」

「へー。優斗君って保育園生だったんだ。ふーん。」

「……(何も言い返せない)。」