若干低い声で立川さんが言った。
顔を上げてないからわからないけど、恐ろしい顔してるんだろうな。
「だ、だってさ。」
「それぞれのクラスの1日の流れを学ぶ、とか、発達段階を理解するとか、保育者の声掛けや動きを見て学ぶ、とか、子ども同士の関わり方を見て学ぶとか、土曜保育の1日の流れを理解するとか、積極的に質問して行動し、仕事内容について理解するとかそんな感じよ。」
早口ー。めっちゃ早口―。
そして長い!!
「ま、待ってもう1回。」
「日誌は、その日の内に提出してっていう園もあるけど、私のとこは次の日の朝に提出だから私も一緒にやる。ねらいも一緒に考えるから安心して。」
「………。」
立川さんが顔を上げた。
「どうかした?」

