手遊びをして、絵本の読み聞かせをするようで、さっきの復習から始めた。またまたこれも、年齢別に読む絵本が違うみたいで、6種類も練習させられた。
ものによっては、絵の中から何かを見つけるだけのものもあるから、アドリブの練習もした。
「あっれー?おさかなさんどこかなー?え?いた?!ほんとだ!よく見つけてくれたね、ぼく、うまく隠れたつもりなのになあ。見つけられちゃった。」
はっきり言おう。もはや俺のプライドずたずた。立川さんのキュートな見た目なのが本当に救い。
「優斗くん、すごいねー。どんど上達してる!アドリブできる人っていいな。うらやましい。」
立川さんがきらきらした目で俺を見てる。…俺の姿で。
手遊びクリア!絵本の読み聞かせクリア!
「次は何する?」
「ピアノ。」
うへええええええ!!

