「あれ?もしかして優斗君?」



俺はためらいながら振り返る。

なぜならこの場合、好きな子とみせかけて

クラスに1人はいたでぶな女子が
なぜか声だけはかわいいパターンかもしれないだろ。


しかし振り返ると、
そこには、俺が中学時代に好きだったかわいい女の子が立っていた。




「よかった。優斗君だ。私、中学で同じクラスだった立川!覚えてる?」



覚えてないわけがないだろう。



「立川って…立川 梓?覚えてるよ。久しぶり。」



心の有頂天とは裏腹に無難に答える。