プロローグ
ねぇ麻紀。あの日の約束覚えてる?私はちゃんと覚えてるよ。だって麻紀と初めてした約束だから。
『ねぇ真夏。私は何があっても真夏の味方だからねっ!』
麻紀は、私と約束してくれた。だけど、麻紀は約束を破った。
麻紀は、私のことを見捨てた。麻紀は、友達まで奪った。ねぇ麻紀。なんで私の好きな人まで奪おうとするの。私何かした?ねぇ麻紀。だけど、先輩は絶対渡さない
だって先輩を好きな気持ちは麻紀に負けないから。絶対、誰にも負けないから。
~始まり~
私の名前は、佐藤真夏。中学一年生。私は今恋をしている。相手は二年の冬雅先輩だ。先輩と初めて出会ったのはあの公園の広いグラウンド。先輩は、他の先輩達と、サッカーをしていた。それが先輩との出会い
(ガチャ)
「真夏。悪いけど、夏樹と一緒にお使い行ってくれる?」
「えぇ~。夏樹とぉー?」
「そうよ。だって真夏宿題も終わってヒマでしょ?紙とお金は夏樹に渡してるからね!」
(バタン)
なんでこんな暑い日に行かないといけないの?熱中症になるよぉ~。
(ガチャ)
「真夏。行くぞ!」
「はぁい。」
夏樹は、私の血の繋がらないお兄ちゃん。母が再婚した相手の連れ子だ。
「「行ってきまーす」」
(ガチャ)(バタン)
「暑いよぉ~。なんでこんな暑いの?」
「俺に聞くなよ!もしかしたら、お前の名前が真夏だからじゃねぇの?」
「夏樹酷いよぉ(泣)」
「っ!泣くなってば!冗談だから!(汗)」
夏樹は、たまに意地悪を言ってくる。血が繋がってないからって言って冷たくして来ることもない。本当の妹みたいに接してくれる。
「真夏。俺買って来るから、ここで待ってろよ!」
「はぁい。」
夏樹は、スーパーに入っていった。
「はぁ。本当なんでこんな暑いんだろう?嫌になっちゃうよ。」
しばらく外で立って夏樹を待っていた。五分ぐらい経っただろうか。
「ヤバい。頭がクラクラする。吐きそう。」
私は、その場に座り込んだ。その時
「真夏!!」
夏樹が、ナイスタイミングでスーパーから出てきた。
「大丈夫か?」
(ピタッ)
夏樹の手が私の頬に触れた。
「熱っ!お前、熱中症になりかけてんぞ!こんな暑い中帽子も被んねぇで。バカ野郎!とにかく背中に乗れ!公園に行くぞ!」
「やだよぉ~。恥ずかしいじゃん。」
「いいから!」
(ヒョイ)
夏樹が私を背中に乗せて歩き出した。
「真夏。これ被っとけ。」
夏樹が帽子を貸してくれた。
「あ、ありがとう!私、重いでしょ?」
「バカ野郎。こんなんで重いって言ってたら俺どんだけなよいんだよ!」
こんな話しをしてる内に公園に着いた。
「よいしょ。ここで寝とけ。」
夏樹が私をベンチに寝かせた。
「うん…。ありがとう夏樹。」
「別にいいから。俺水買って来る。」
そう言って夏樹は走っていった。
「あれ?あの人達って確か夏樹の…。」
公園のグラウンドでは夏樹の友達がサッカーをしていた。その中で私は目が離せない人がいた。そう、冬雅先輩。これが私達の出会いだった。
ねぇ麻紀。あの日の約束覚えてる?私はちゃんと覚えてるよ。だって麻紀と初めてした約束だから。
『ねぇ真夏。私は何があっても真夏の味方だからねっ!』
麻紀は、私と約束してくれた。だけど、麻紀は約束を破った。
麻紀は、私のことを見捨てた。麻紀は、友達まで奪った。ねぇ麻紀。なんで私の好きな人まで奪おうとするの。私何かした?ねぇ麻紀。だけど、先輩は絶対渡さない
だって先輩を好きな気持ちは麻紀に負けないから。絶対、誰にも負けないから。
~始まり~
私の名前は、佐藤真夏。中学一年生。私は今恋をしている。相手は二年の冬雅先輩だ。先輩と初めて出会ったのはあの公園の広いグラウンド。先輩は、他の先輩達と、サッカーをしていた。それが先輩との出会い
(ガチャ)
「真夏。悪いけど、夏樹と一緒にお使い行ってくれる?」
「えぇ~。夏樹とぉー?」
「そうよ。だって真夏宿題も終わってヒマでしょ?紙とお金は夏樹に渡してるからね!」
(バタン)
なんでこんな暑い日に行かないといけないの?熱中症になるよぉ~。
(ガチャ)
「真夏。行くぞ!」
「はぁい。」
夏樹は、私の血の繋がらないお兄ちゃん。母が再婚した相手の連れ子だ。
「「行ってきまーす」」
(ガチャ)(バタン)
「暑いよぉ~。なんでこんな暑いの?」
「俺に聞くなよ!もしかしたら、お前の名前が真夏だからじゃねぇの?」
「夏樹酷いよぉ(泣)」
「っ!泣くなってば!冗談だから!(汗)」
夏樹は、たまに意地悪を言ってくる。血が繋がってないからって言って冷たくして来ることもない。本当の妹みたいに接してくれる。
「真夏。俺買って来るから、ここで待ってろよ!」
「はぁい。」
夏樹は、スーパーに入っていった。
「はぁ。本当なんでこんな暑いんだろう?嫌になっちゃうよ。」
しばらく外で立って夏樹を待っていた。五分ぐらい経っただろうか。
「ヤバい。頭がクラクラする。吐きそう。」
私は、その場に座り込んだ。その時
「真夏!!」
夏樹が、ナイスタイミングでスーパーから出てきた。
「大丈夫か?」
(ピタッ)
夏樹の手が私の頬に触れた。
「熱っ!お前、熱中症になりかけてんぞ!こんな暑い中帽子も被んねぇで。バカ野郎!とにかく背中に乗れ!公園に行くぞ!」
「やだよぉ~。恥ずかしいじゃん。」
「いいから!」
(ヒョイ)
夏樹が私を背中に乗せて歩き出した。
「真夏。これ被っとけ。」
夏樹が帽子を貸してくれた。
「あ、ありがとう!私、重いでしょ?」
「バカ野郎。こんなんで重いって言ってたら俺どんだけなよいんだよ!」
こんな話しをしてる内に公園に着いた。
「よいしょ。ここで寝とけ。」
夏樹が私をベンチに寝かせた。
「うん…。ありがとう夏樹。」
「別にいいから。俺水買って来る。」
そう言って夏樹は走っていった。
「あれ?あの人達って確か夏樹の…。」
公園のグラウンドでは夏樹の友達がサッカーをしていた。その中で私は目が離せない人がいた。そう、冬雅先輩。これが私達の出会いだった。
