とある看護学生のはなし。





その後の中間テストは散々だった。




泣いて勉強にならないし、ベッドの中で布団にくるまってばかりいた。




「あんた、二年生なった途端どうしたの?」




お母さんはわたしの恋については何も知らないので、鬼のように怒っていた。





「通信教育も、やらないならやめなさい。」




こっぴどく叱られ、初めてテスト結果学年トップ10から転がり落ちたわたしは、学校でも忽ち噂になった。