とある看護学生のはなし。





そして、わたしは中学二年生になった。




クラス替えで、金田くんとは別のクラスになってしまった。




彩花ちゃんと瑞月ちゃんとは、また同じクラスだった。




髪はだいぶ伸びて、肩よりも長くなった。




金田くんはきっとこの間まで「彼氏」という存在だったのだけれど、春休みに連絡を取らないでいると、新学期に声をかけ辛くなってしまい、部活終わりに一緒に帰ることもなくなってしまった。





寂しいとは思ったけれど、また不意に「今日一緒に帰ろーぜ。」って何てことないように金田くんが誘ってくるような気がして、あまり悲しいとは思わなかった。