誰かの声がした。


その声を聞いて女の子たちは
イケメンくんにメアドを聞いている…。


うわぁ…

女って怖いな…。


ってかあたしもこのままじゃ誰とも仲良くなれないまま
明日を向かえるの!?


それだけは勘弁して~!


そんな気持ちで隣の男の子に声をかけた。


「あのさ…メアド…教えて?」


男の子は

表情も変えずに

「いいよ」



名前もわからなかったけど、何だか彼は
あたしと同じ空気がした。