増田「……いや……なんでもな……」

ガラッ!

と敢がタオル一枚を持ちこちらに走って
ナベさんも続いて来る

敢、ナベ「ダ〜〜イ〜ビ〜ン〜グ!!!」

ザパァァァン!!!

湯が揺れる

敢がプハァと湯の中から出てきた所を
増田がため息混じりに言った

増田「アンタら……元気やな……」

敢、ナベ「元気が取り柄なものでな!!!」

増田「まったく……」


すると竹の壁の向こうから声が聞こえた

輪廻「へぇ〜リザさん結構胸あるじゃん
あ、明日香もなかなか……」

明日香「ちょ……輪……やめ……」

リザ「輪さん……そんな強く……」


男性陣全員の頭上に【!!】がついただろう

増田がふとナベさんを見る
増田「あんた何やってんの!?」

ナベさんが懸命に岩を登り竹の壁の向こうを目指していた

ガシッ!

と増田がナベさんの足を掴む

増田「何処へ行くつもりだ?出口は向こうだぞ?」

ナベ「馬鹿野郎!俺は出口より未知の世界に行きたいんだ!邪魔するな!」

ナベさんが下を向き言った


増田は強くナベさんの足を引っ張る

すると

ガシッ

増田「ん?」

増田の足に違和感が…