目の前に積まれている書類を見てみる。




あ~、なんかやる気がどんどん
無くなっていく。




でもやらないとな~、
おれが生徒会をもとに戻すまえに学園が
機能停止しちゃう。





近くにある書類を手にとってみる。

…これ期限過ぎてない?









…よしッ!まずは優先順位を
決めてからやろう!





期限過ぎてるやつは~、まぁ、ね。
うん。今日中に絶対終わらせよう。



てゆーか、
どんだけ働いてないんだあいつら!?




結構、期限過ぎてたよ!?





…はぁ、とっとと仕分けて終わらそう。






ーーー…3時間後



あぁあー!終わらない!




いちおう、期限過ぎてるやつは
ほとんど終わってるけど、明日期限の
やつがあるから面倒だ。


まぁ、こんなこと考えてても
仕方がない。






…カリカリカリカリ


…パチパチパチパチ







ひとりの生徒会室にパソコンの音と
ペンの走る音だけが聞こえる。




…なんか地味。そして暇。
いや、暇ではないんだけど、暇。




外を見てみると運動場を走っていた
部活生が一斉に監督らしき人物の
ところに走っていくのが見えた。



…あぁ、そろそろ部活が終わるのか。






早くおれも終わらせないと。





止めていた手をまた動かす。




ーー…


少しやったら、期限が過ぎてるやつは
全部終わっていた。




てゆーか、なんで…




おれは期限過ぎたやつを全部終わらせた
って言ったけど…




さっきまで山積みだった書類を
見てみると、3分の2くらいに
なっていた。




…どんだけ期限過ぎたやつが
あったんだよ?


…まぁ、いいや。
3分の1も終わったんだし。




後は、期限が一週間以内のやつを
終わらせて帰ろう。


そう思ったとき





…ガチャ