「え~、お前も食堂行くのかよ~」

「かよ~」


あからさまに嫌そうな顔をするのは
やめてくれ


「俺、悲し~」


しくしくと泣いている振りをしてみる


まぁ、普通のやつは冗談だとわかるの
だけれど…



「えっ、ちょっと咲哉くん!?

2人とも、咲哉くんに謝って!」


ランちゃんは本気にしたらしい



「えっ、俺たち!?」

「てか、どーみても嘘泣きじゃん!」



うん。嘘泣きだよランちゃん。


天然ランちゃんはわからなかったらしい


パニクっているランちゃんの髪を
くしゃくしゃにしながら


「そうそ♪冗談だよランちゃん。
あれは、嘘泣き~笑゛」



「えっ!?騙したの!?咲夜くん!
嘘はダメなんだよ!?」



…おい、誰かなんとかしてくれよ。



「ハハッ、ごめ~んね??
じゃあ、俺は食堂行くから~」


面倒になった俺はランちゃんと生徒会メンバーを
残して部屋を出た


部屋を出たら会長さんがいて
なにか話しかけようとしてるけど、



「ごめん会長!ランちゃんなんとか
してちょ~だい??じゃッ!」



話してる時間なんてない。


俺は急ぎながら398号室を後にした。




…ふ~、なんとか逃げられた。

まじ、疲れた。

エレベーター落ち着く~



さて、食堂へ向かいますか