そんなことを願っていると、

男がちゃんと服を着てでてきた。



…良かった。
ホッと胸を撫で下ろす



「…おい、お前、例の転入生か?」


「うん♪そーだよー??鍵もらえるー??」



驚いた顔をする男。

やっぱ、この顔にこの口調は
合わないらしい。


少し落ち着かせようかな?…いや、
もういいや。



「あ?あぁ、わかった。来い」



覚醒した男はドアに向かっている

え、あの状態の部屋におれを
入れるつもりだろうか?

それはやめてほしい。



でも、チャラ男は空気を読まないし
そんなのは気にしないだろう



「オッケー♪」



半ば諦めて、男の後に着いていく



男はこげ茶色の髪色をしていて
イケメン。なんだろ…ここイケメンしか
いないのかな?



部屋の中に入ると
散乱していたものがなかった


キレイに片付いている。



畳の部屋でテーブルのところに
さっきの押し倒され少女が
座っていた


おれの顔を見て顔を赤くしている


顔をみて赤くなってるのか、

さっきの行為を見られて赤くなってる
のかはわからないけど、


たぶん、どちらもだろう



「やっほ♪こんにちは~少女??」


少女はおれの顔をみて固まってる

理由はもう聞かなくてもわかるだろう。