地図を取り出してみる
…ん。オッケー覚えますたー
意外と記憶力はいいんだよね~
…チン
じゃあ、寮に向かおうか
ーーー…え~
さっきから結構歩いてる気がするん
だけど寮らしき建物が見えてこない
疲れる~
お、あれは?あれが寮じゃないか?
近づいてみると、やはり寮だった。
おぉ~、さすがおっきいね~
結構な高さの寮を見上げる
今からここがおれの家になるのか
「…よろしく…」
そうつぶやいて中に入った
中に入ったらロビーのように
なっていて、受付らしき場所があった
あそこで鍵とかもらうのかな?
「あの~!誰かいらっしゃいますか~??」
受付場所のところにドアがあるので
そこで休んでいるのかと思い
聞こえるように大きな声で叫んでみる
……無言。
寝てるのかな??
そう思い、受付の中に入りドアノブに
手をかけて
…ガチャ
「…え!?あぁ!?」
「…誰だお前?」
そこにはカオスな光景が広がっていた…
いまにもヤル気まんまんの男女が
半裸状態で押し倒し押し倒されていた
その周りには…まぁ、うん。
言わないでおく。言っちゃマズイと思う。
押し倒されている少女は顔を真っ赤に
して、固まっている
押し倒してる方は、こっちを一瞬
睨んで、すぐに固まった。
…なんだこの光景は…
困る。こういうの困る。
「あ~、楽しんじゃって??
俺、外で待ってるからさ、うん。
…出来るだけ早くお願いできる??
…じゃッ!」
固まった2人を残しドアを思いっきり
閉める
…おれはちゃんと笑えていただろうか?
チャラ男っぽかっただろうか?
てか、あんなん見たら誰でも
そうなるだろ。うん。
ロビーの椅子に座って一人納得して
いると、
ドアが開いた。
え、見せつけるつもりなんだろうか?
さすがのおれでも見れね~よ
それはやめてお願い。
