最初は断った。 けど、事態は悪くなる一方だったんだ だから、たった17歳の男の子に 学園を賭けようと思った 救ってくれるかもしれないなら もう誰でも良かったのかもしれないー… その事をすべて話した たった17歳の男の子に 誰でも良かったと聞いても表情ひとつ 変えずにしっかりと俺を見つめている 「…本当にすまない。17という大事な 時期にこんなことを頼んでしまって。 嫌だったら断ってくれて構わない。」 すると椿咲哉はフッと笑ってみせた