「はっ…ぁ。りょ…くん、ちょっとまっ…」



わたしは息が苦しくなって口を開けてしまった。
その瞬間にりょうくんの舌がわたしの口にはいってきた。


「あ…ぅ…はぁっ…」


なんか…へん。ふわふわして……力が入らなくなっていく…。


やっぱりもう限界で膝がかくんとなった。
そのままりょうくんに寄りかかった。


「は…ぁ…はぁ…。」


「佑夜…可愛いね。」

ぼそっと耳元で言われたもんだからピクッとなってしまって、それを見たりょうくんはニヤッとして


「…耳、弱いんだ。」

って言ってわたしの耳に甘噛みをした。


「やっ……んん…」

やだ…変な声でるよ……。
恥ずかしい。。。



……あれ?
いきなりりょうくんの声が聞こえなくなった。


「りょう…くん??」


「…ごめん、俺…なにしてんだろ。」

りょうくんは顔を赤くして本当に申し訳なさそうな顔してた。


「…そんな顔しないで。わたし…びっくりしたけど怒ってないし…」


「…うん、でもごめん。」


さっきまでの勢いはなくて、りょうくんはただただ謝り続けていた。