☆MEMO☆

~成績順の座席~


大吾たちの通う学校は、成績順で座る席が決まる。


黒板に向かって最前列の最も左側、窓際の席が1位。そこから右へ2位、3位、4位と続き、8位が1列目の最も右側。

9位が2列目の最も左側となり、以下50位、つまり最後列の最も右側に座る“最バカ”まで座席が決まっている。

1列目と2列目は俗に“秀才席”と呼ばれており、勉強ができる生徒としての認識を持たれることになる。

特に1列目の8人に名を連ねることは、生徒たちにとってひとつのステータスである。


基本的には、
1・2列目が8人、

3・4列目が9人、

5・6列目が8人と言う編成で50人の席が振り分けられている。


ということは、

1列目“秀才席”上位
1位(クラス首席)~8位


2列目“秀才席”下位
9位~16位


3列目“普通席”上位
17位~25位


4列目“普通席”下位
26位~34位


5列目“バカ席”上位
35位~42位


6列目“バカ席”下位
43位~50位(最バカ)


と、このような位置付けになる。



転入や転出、退学などによって人数に増減が出れば“普通席”を増やすなどして対応するが、1位(クラス首席)と50位(最下位、つまり最バカ)の机の位置は常に固定している。

これは“クラス首席”の栄誉と“最バカ”の汚名をより強く印象づけるための、学校側の配慮。