東堂さんは小さな顔を
両手で覆ったが
涙はさらに溢れて止まらない


「百合ちゃん泣いてるん~?」

桃ちゃんが心配そうに
尋ねると、

東堂さんは涙をこぼしながら


「ちゃうちゃう

この部屋暑すぎて
目から汗止まらへんの~」


とニッと笑った


…笑顔だ

東堂さんが笑ってくれた


「じゃあお言葉に
甘えて食べるぞー!」


こうして
三人でテーブルを囲む


喜んでくれてよかった