完璧だ 色とりどりだ きらびやかだ 先公の机だけ びっくりするぐらい華やかだ 周りの先生方は 「先生気が病んでらっしゃる のかしら」 「机の事は触れない方が いいんじゃない」 などと言っていたけど 俺にはさっぱり意味が 分からなかった 職員室のドアからこっそり 中を除く俺の後ろで 純がケタケタ笑っている やっぱいい八重歯だな …あれ?でも先公 いねぇじゃねぇか と、もう少し覗きこむと 俺は息を呑んだ