「聞きたくてしゃあないんやろ?
この事」


仏壇を軽くトントンと
東堂さんの綺麗な指が叩く


桃ちゃんは遊びつかれて
別室で寝てしまったようだ


「うん」


「まぁ友達でもないし
そんな詳しく話さへんけど
いいやんな?」


凛とした目だった