「でもさ、俺
切り絵が失敗に終わった時の為に、
輪っかの飾り、ほら
パーティーとかでよく飾る
あれを先公の机に
飾りつけてきといた。

反応見に職員室行っていい?」


「涼、尊敬」



そうやって俺は密かに
“先公の鉄のベール
剥がそうキャンペーン”を
遂行していたのだ