「…違うって言われても
俺だってびっくりしたよ、涼」
東堂さんが転校してきて
早一週間が経ったが
あの冷たい感じは変わらない
男子に対しても
女子に対しても
クラスの女子も馬鹿じゃないので
一々陰口を言ったりとか
そんな事は一切しないが
慣れない関西弁
に戸惑いを感じてか
ただ単に遠目で見ている
っていう感じ
男子は若干名
まだ諦めていないようだ
「百合ちゃん、俺
佐藤っていうんだ、よろし」
「はいはい田中くんやな
邪魔やしあっち行って
くれへん?」
東堂さん
一文字もかすってないよ
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…