おばあちゃんの家までの道のり


いつもの道のり


なのになんでだろう


おばあちゃんとの思い出が
よみがえってきたせいなのか


体が覚えているせいなのか


懐かしさよりもいつもいる場所に感じる


泣けるほど






ガラガラ…


「おおおおおおばあちゃん!!!」



「おばあちゃん!!」



「おばあ…ちゃん?」




いつもなら俺が「ピョ」というだけで
「ウィス」と出迎えてくれるおばあちゃん



家からは物音ひとつしない




まさか




まさか!!!!!!!!




「どこいるんだよ!!!
返事してくれよおばあちゃん!!!!」