「でもさ、

桃ちゃんが楽しく生きる姿が
東堂さんにとって幸せに
感じるのと同じように


東堂さんが自分らしく
楽しいって生きることも
桃ちゃんの幸せなんじゃ
ないかな?」


東堂さんの濡れた瞳が
俺の瞳を捉えた


「…え」


「だからさ、はい

この券は、自分の時間が
欲しいな~って感じた時

俺に提出して


その時俺が東堂さんの
代わりになって
桃ちゃんの面倒見るから


だって俺
桃ちゃんの友達だしさ

一緒に遊んでもいいだろ?」