「…はい、今日の
俺からの最後のプレゼント」


そう言って俺は東堂さんに
封筒を手渡した


「何ぃさ これ」

「開けてみて」


不思議そうにしながらも

東堂さんの綺麗な指によって
中から十枚ものチケットが
引き出された



「何これ」

「読んで」





「俺が…代わる…から…
友達と遊んで…
いい…よ…券?」