夕日が射し込み
オレンジ色で満たされる教室


窓辺に寄り添う二人の影が
誰もいない空間を彩る


その二人の微妙な距離が
また胸を熱くさせる


きっと誰もがこの光景を
“青春”と名付けるのだろう


今、俺の目から溢れている
この大粒の涙もまた
青春なんだろうな


右手に握り締めた紙は
手汗でぐしゃぐしゃ

もう書き直すことができない


愛なんて好きだなんて結局伝わんねえのな


もう後戻りはできないんだ
って思うとさ、

涙が出ちまってさ、

なっさけねぇ…俺


こんなにも笑顔の可愛いお前が
こんなにも傍にいてくれるのに