「こちらあおオッケー」
「こちらしのぶおっけ」 「てか…これケータイじゃん…」しのぶが言った「ま、いいからいいから」
「てか…ホントにいくの…?」「いくでしょ」みおの質問にかなは即答だった

そして…12時の鐘ががどこかの時計から鳴った
「ネテモサメテモ!」かな、りほ、かな、あお、しのぶが一斉に鏡の前や窓の前で唱えた

ピカッと何かが光った
―――――
唱えてからどれくらい経っただろうか
とみおが思った瞬間

「みなさん、ようこそ」 バッとみおが後ろに振り向いた そこにはびっくりしている顔のあおたちがいた
「みんな…」みおはホッとしたように言った

「みお…」かなが言った

「それよりさ、なんかさっききこえなかったか?」しのぶが言った

「あ…『ようこそ』みたいな…」りほが言った

「そーそー俺もきこえた」
あおが言った

「てか、それ言ったのだれ?」みおが不思議そうに言った

「…さぁ…」全員が言った

「てかさ〜ここどこ?」
かなが言った

私たちが今いるとこは

まっしろのふかいきりにおおられている

「あれ…?きりが消えてく…?」かなが言った

「あ…おい!」「あれ…!」
あおとしのぶが叫んだ