愛して。


あれから何時間経っただろう――

私はずっと座ったまま
考えていた…

昨日の夜のこと
雨宮くんの告白

このまま拓海を好きでいたら
辛いかもしれない…

考えていると――
ガチャ
開いた音がした

「大丈夫か!? 夏恋ちゃん」
そう言って抱きついてきた

見てみると…
「あっ…雨宮くん」

拓海かもと思ったけど
雨宮くんだった