愛して。


「バカみたい」

そう言って近づいてくる――
そして…頬を叩かれた

そのまま無言で立ち去る

そのとき――
ガチャ
鍵が閉まった

私は急いで入り口の扉を開けようとした

扉はびくともしない

廊下から
「ざまあ見ろ」

と言って靴の足音は消えていった――