忍がどこを受けて、 どこに受かったのかもしらず 時間は早足に過ぎ去っていった。 知っているのは 無事に受かったということだけ。 お母さんもお父さんも 教えてくれない。 学校では噂の1つも流れない。 忍も教えてくれる気は さらさらない様子で、 嗅ぎまわるのも嫌なので 大人しく誰かが教えてくれるのを 待つことにした。 そしてこの先待つのは 卒業式のみ、となった。