これは神様が与えた
忍を忘れるチャンスなのかも。

そう思って、
何度も忘れようとしてみたけど
忍の存在は私の大半を占めていた。

だから、私は決めた。

忘れなくても、
心の中で思っていればいい。

そして、胸に秘めたこの思いを
いつか忘れられたら。
新しい出会いに恵まれて
この思いの丈を越えたら。

それでいいのだ、と。