「おい。」 さっきよりも低い声。 聞きなれないその声は 妹の私でもすごく怖い。 「忍は皆の王子様、抜け駆けなんて許せなかったの・・・」 香織の声は震えている。 「今までいじめてきた奴ら全員そうなのか。」 こくんと頷くと私の上履きを ぽとんと落とした。 「妹だからって・・・ずるいのよ!」 そう香織は吐き捨て 走ってどっかにいってしまった。