私と彼が嘘をつく理由


みゆうの優しさが胸にしみる。


「実は・・・」

「あ、待って。保健室でコレ手当てしてからね。」

そう言うとみゆうは
私の手を引き再び歩きだした。


保健室に着くと先生は
驚いて急いで手当てしてくれた。

あまり深くは切れていないようで
大丈夫らしいが、
一応、ガーゼで押さえて
包帯を巻いてもらった。