最早ゴールは目と鼻の先。
他の追随を許さぬ圧倒的な速さで、りきが一着でゴール!
りきはゴールの余韻すら楽しむ事なく。
「やっぱり!」
ゴールテープを握っていた体育祭実行委員、その足元に落ちている財布を拾う。
「4000とんで878円の入った財布!」
開いてみると、彼が言った通りの金額が財布には入っていた。
「あ、それ僕の財布!」
体育祭実行委員が言うが。
「はい」
りきは手を差し出す。
「拾ってあげたんだから謝礼に一割の487円よこせ」
がめついな、りき。
他の追随を許さぬ圧倒的な速さで、りきが一着でゴール!
りきはゴールの余韻すら楽しむ事なく。
「やっぱり!」
ゴールテープを握っていた体育祭実行委員、その足元に落ちている財布を拾う。
「4000とんで878円の入った財布!」
開いてみると、彼が言った通りの金額が財布には入っていた。
「あ、それ僕の財布!」
体育祭実行委員が言うが。
「はい」
りきは手を差し出す。
「拾ってあげたんだから謝礼に一割の487円よこせ」
がめついな、りき。


