天神学園高等部の奇怪な面々32

「さぁさぁ!勝負勝負!」

こう見えても足の速さには自信がある遊里。

同じく俊足を誇るりきとは、どうしても決着をつけたいらしい。

「ったく…何で僕がこんな事…」

ブツブツ言いながらスタートラインにつくりき。

「位置について、よーい…」

体育祭実行委員のピストルが放たれる!

しかし。

「!!」

そのピストルよりも『別の音』に反応して。

りきは凄まじいロケットスタートを切った!