天神学園高等部の奇怪な面々32

「普段から本の角で僕を散々殴る癖に、一度や二度頭をはたかれたくらいで、もうキレるんですか?教師の癖に我慢が足りませんねぇ…」

嘲るように笑うエンリィ。

「シャランラ先生、耐えろ…!」

「わ、わかってるさぁ…」

ワンコ君に宥められ、シャランラ先生グッと堪える。

エンリィの言う通りにスクラムを組んでしゃがむ二人。