天神学園高等部の奇怪な面々32

「何で新世界の神たるこの僕が、お前如きの騎馬になんてならなきゃいけないですか」

生意気にも口答えするエンリィ。

「僕だってやだね…面倒なのは嫌いだよ…」

魚男子もプイとそっぽを向く。

「幾らくれるの?報酬によるね」

りきは早速ギャラ交渉に入っている、流石。

「ん?報酬か?竜宮城に帰れば金銀財宝など唸るほどあるわ、欲しいだけくれてやる」

乙が言った途端に。

「さぁ早く騎馬を組め、魚男子先輩にエンリィ先輩!モタモタしてるとブッ飛ばすぞ!」

りき、清々しいほどの変わり身の早さ。