天神学園高等部の奇怪な面々32

二つの障害を突破して、アリアスは大体把握した。

(この障害物競走を考えた奴…俺達を殺す気だっっ!)

多分毒舌が考えたに違いない。

あの人こういうの好きそうだから。

そんな事を考えている間に。

「うわっ、危なっ…!」

地中から数本の竹槍が突き出してくる。

これが第三の障害。

もう障害っていうか、軍隊の仕掛ける罠だ。