天神学園高等部の奇怪な面々32

が。

「なぁんだ、そんな事かよ」

りきが声を上げる。

「別にここで吉野と一緒に競技観戦してる分には問題ないだろ?お守の代金は高いけどな」

そう言っておどけるりき。

「何かあればわらわが直々に面倒見てやるわ、案ずる必要はない」

腕組みして言う乙。

「ダッシュで保健室連れて行きゃ大丈夫だろ、こういう時の為に俺の俊足はあるんだぜ?」

アリアスも胸を張って言う。