だからずっとお母さんに会いたい、そう思ってた。

お母さんが居たら今とは違う毎日だったのかなって思う時もあった。

だけどお父さんがお母さんの仏壇の前で、泣きながらお母さんに話掛けてたのを鮮明に覚えてる…

忘れたくても忘れられない、あのお父さんの震える声が記憶に焼き付いていた。
 「ひな…ごめんな……俺の所為で…」

そう泣きながら、お母さんに言っていた……