真夏の日差しが眩しくて☆彡

楽しい1年間になりそう…!そう信じた…。

~クラス分けが奇跡的?!~

「あけるよ?!」
「もぅ!唯ちゃんいいってば!!」
「本当に開けるよ?!」
「開けて!!」
「では!3…2…」
ゴクリッ!
ガチャッ!!
「ちょっと唯ちゃんー!」
「アハハハハ♪柚、ウケルー!」
「ウケてないで入ろう!!」
「あ、そうだったね(笑)」
扉の中はすごく賑わっている!
このクラスがあたしたちの仲間なんだ!!
男子生徒:「おい!このクラスに美人チョーいんじゃん!!」
女子生徒:「また一緒のクラスだねー!!」
などという声が、いっぱい。
ある男子生徒が言った。
男子生徒:「なぁ、蓮!お前が探してる女子見つかったか?!」
男子生徒:「まだ見つかってねーよ。」
蓮…?今、蓮っていったよね…?
そう考えていたら唯ちゃんが急に腕を引っ張ってきた。
「ちょっと柚聞いてよ!!」
「え?どしたの?」
「うちの席、一番前なんだけど!!」
「ええ?!」
「もぅ最悪…。教師が目の前にいるなんて…。耐えられないわ…。」
唯ちゃん…気の毒に…。
「あたしの席どこだー。」
「柚の席はね、一番後ろの窓側の席だよ~♪」
おお!!これあたりかも!!
「いいなー柚。」
お隣さんは…さっき女子探してるって言ってた人か…。
同じ名前だから、変に意識しちゃうなぁ~…。
でも、蓮はあの約束、忘れてるよね…。
もぅ4年も前の話だもんね…。
「隣、よろしくね!あたし、北原柚!」
「ゆ…ず…?」
「ほへっ?どうかしたの?」
「柚って…、あの柚か…?」
「あの柚?」
「おっ、俺!永瀬蓮!!」
「え…?れ…ん…?」
「約束したよな…?」
嘘…。本当に来てくれるなんて…。
「約束覚えてるか?」
「うん…。」
「な?」
「ん…?」
「破らなかっただろ?」
「うん!」
あの頃と変わらない…喋り方…。
本当に…本当に蓮なんだ…。
やっと会えたね…。
ずっと会いたかったよ…!!