プロローグ

「俺たちはずーっと一緒だぜ?」
「うん!!約束ね!!」
この約束を今でも覚えているよ…?

4年前

あたしたちはまだ小学6年生だった…。
初めて会ったのは、真夏の海でした…。
「俺…、一目惚れした…。いきなりだけど、付き合ってください!」
あたしは、告白された。
「あたしも一目惚れした!!」
「ほんとか?!」
「うん。」
「じゃあ、今日からカレカノだな!!」
「うん!よろしくね!!」
「俺永瀬蓮!!」
「あたしは北原柚!!」
こうして付きううことになった…。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、あたしは幸せな時間を過ごした。
でも、絶望が突然来た…。
「…柚…俺…引っ越すことになった…。」
「え…?…嘘…でしょ…?か、からかってるんだよね!!もう、びっくりさせないで♪」
「嘘なんかじゃない…。本当の話だ…。」
「え…まだからかうき…?」
「嘘じゃないって言ってるだろ!」
ビクッ!!
「本当なんだよ…。親父が転勤することになった…。」
「え…?そんな…。あの約束は?!どうなっちゃうの?!」
「柚…。本当にゴメンな…。破っちまう…。」
「そんなっ!!」
「俺…、もういかなきゃ…。」
涙が止まらない…。こんなの絶対に嘘でしょ…?
信じられないよ…信じたくないよ!!
神様っていないんだね…。
「俺が、高校生になったら帰ってくる!!お前を迎へにちゃんと帰ってくる!!」
「ほん…と?」
「ああ!この約束は絶対破らない!何があってもお前をっ、柚を迎えにくるから!!」
「わかった…。それまで待ってる…。」
「絶対帰ってくるからな!」
「うん…!」
「柚、俺がいない間にほかの彼氏つくるなよ?」
「うん!柚、絶対作らない!蓮の帰りずっと待ってるから!」
「じゃあ、少しの間お別れだ。」
「うん!バイバイ!!」
「じゃーな!」
これがあたしたちの最後でした…。