結局あの英語の意味は教えてもらえず
私は双子くんのお世話係に任命。


話によると外国から来たらしく
日本にあまり詳しくないらしい。


「日本語しゃべれるの?」


少し不安だったのでまっちゃんに
聞いてみたら


「あー!大丈夫だ。日本語はバッチリらしい」


まるで自分の事のように
自慢してきた。楽しみだけどなんか
緊張してきちゃったなあ。


「じゃあこれから小坂は双子に会いにいくぞ!」


んーそっかあ…そうだよねー…。
って、えぇぇ?!


「ほれ、進路室ついたぞー」


まっちゃんのゆるーい声が
聞こえたと思ったらもう進路室に
到着。


「ちょっと待ってよ!私も心の準備が!」


大丈夫ー大丈夫って言いながら
まっちゃんはドアを開けてしまった。


ガラガラ……


「あっ……」


入ってすぐまっちゃんに
文句を言おうとしたが目の前に居た
男の子に目を奪われる。