「でもなんで私なのー?」


ずっと疑問に思ってたことを
口に出す。


「それがな?転校してきた奴らが編入するクラスの中でお前の名前見た瞬間叶愛じゃないとやだって言いだしてな?俺もびっくりしてんだょ」


え?なんでわたしの名前知ってるの?
知り合いに双子なんて居ないよね?


「なんでだ?って聞いたら双子揃って……」


"The princess who sleeps to fantasy"


「そー言ってきたんだよ。まぁ納得したからよ!笑」



な、なんだそれ!
英語なんて訳わかんないし、それに
翔ちゃん納得って意味わかるのー?!


「そ、それどーゆ意味なの?」
「いずれ分かるよ?」



なんだか意味ありげに翔ちゃんは
にっこり微笑んだ。